本記事は、このような方に対して書いています。
私は中年です。ハンドルネームは、朝比奈宗平。私――朝比奈は映画好きで、4歳から映画を見ています。もはや何作見たのか分かりません。
そんな朝比奈は、ドラえもん映画を全部見ています。
そのため、2024年3月1日公開予定の映画ドラえもん「のび太の地球交響楽」が楽しみで仕方ありません。楽しみ過ぎて予告動画を何度も繰り返し見ています。
そのような訳で今回は、映画ドラえもん「のび太の地球交響楽」のあらすじを予想することにしました。
映画ドラえもん「のび太の地球交響楽」が公開されるまで、本記事を参考に内容を推測してみてください。
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のび太の地球交響楽の内容を予想するための材料
のび太の地球交響楽の内容を予想するため、次の4つを材料にしました。
これら4つの材料を基に、のび太の地球交響楽の内容を予想します。
今すぐ朝比奈が予想した、のび太の地球交響楽の内容を知りたい方は下記のリンクでジャンプしてください。
お急ぎでない方は、下記の予想材料ごとの考察をご覧ください。
のび太の地球交響楽のテーマより内容を予想
Wikipediaによると、のび太の地球交響楽のテーマは「音楽」になっています。
今井は、コロナ禍で家から出られない息子が、テレビを見ながら大声で歌っている姿を見て、子どもたちがドラえもんと共に音楽の世界を大冒険するというイメージが頭に浮かんだ。「誰かの音楽を聴くのではなく、自分で楽器に触れ音を出すということが、皆で音を響かせ交じり合うことが、こんなにも楽しいということ」と語っており、本作のテーマは「音楽」に決定した。
多分このコメントが、そのまま映画の話になっていると予測しました。
「音楽の楽しさを知らない人物が、音楽の楽しさを知る話」
このような話なっていると考えています。
これを基に具体的なメインプロットやサブプロットを予測しました。
メインプロットの予想内容
メインプロットは、次のようになると予測できます。
「音楽の楽しさを知らない『のび太』が、音楽の楽しさを知る話」
このようにメインプロットは、のび太を主人公にした話になると予測しました。
そして、このメインプロットは「音楽を消す力を持った生命体(音楽を必要としない人物)が、のび太たちによって音楽の力(音楽の必要性)を思い知らされる話」と対になっていると推測しています。
音楽の必要性については、予告動画で示唆されているので間違いないでしょう。
また、「今井監督が大声で歌っているご子息を見て思いついた」という部分を、そのまま映画に取り入れれば次のような話も考えられます。
「音楽の楽しさを忘れていた大人が、子供たちの演奏によって音楽の楽しさを思い出す話」
このような大人目線の話も作ることができます。もしも映画の序盤からミーナが登場する場合、このプロットを使い物語を「平行型構成」になる可能性もあるでしょう。
サブプロットの予想内容
サブプロットは、次のようになると予測しています。
- 第二幕前半:
- 「のび太はミッカと仲良くなれるか(音楽の楽しさを知らない人物が、音楽の楽しさを知ることができるか)」
このようなサブプロットが用意されると推測できます。
多くの過去作は、上記のサブプロットを使っているので、本作でも使われる可能性は高いでしょう。
また先述どおり平行構成にする場合、ミーナ側のサブプロットも第二幕の前半と後半に用意されると思います。
のび太の地球交響楽の登場人物より内容を予想
次に「のび太の地球交響楽」の登場人物の役割、その役割より内容を考えてみました。
これらの登場人物の役割、その役割より内容を考察したものを紹介します。
のび太:大原めぐみ
のび太は、本作のメイン(主人公)。予告動画を見る限り「音楽を必要としていない」ことが窺えます。
ドラえもん:水田わさび
ドラえもんは、のび太のバディとして映画を見ている観客の代弁者。
しずか:かかずゆみ
グレートマザー。
短編漫画やアニメではヒロインですが、映画ではあまりヒロインの役割を果たしていないことが多いため。また「のび太の魔界大冒険」では、満月美夜子にデレデレする「のび太」にヤキモチを焼くため。
ただ「のび太の新恐竜」のように、ヒロインの役割を果たす可能性もあるかもしれません。
例えば密かにリコーダーの練習をしているのび太を褒めるみたいな感じで。
いずれにしても、しずかちゃんの役割はミッカとミーナの役割に応じて変動する可能性が高そうです。
個人的には「新・のび太の鉄人兵団」みたいに、のび太とミッカ、しずかちゃんとミーナの二手に分かれて友情を育むという展開は、物語がぼやけてしまうので止めてほしいですね。
ジャイアン:木村昴
ウエットブランケット(過去作の多くで、のび太やドラえもんの引き立て役になっているため)兼ゲートキーパー(過去作の多くで、のび太がしずかちゃんを冒険に誘うとき邪魔に入るため)。
個人的には、アニメ「22世紀の大決戦! ドラえもんVSドラキュラ」みたいに歌声で活躍もしてほしいですね(おそらく朝比奈の希望は叶いません)。
スネ夫:関智一
ジャイアンと同様。ただし、過去作と同じように怖気づくという物語の構成上、重要な役割も果たすと考えています。
ミッカ:平野莉亜菜
ミッカの役割は、ヘラルド(使者:主人公に変化を知らせるもの)です。
のび太とミッカの出会いがボーイ・ミーツ・ガールなので、もしかするとヒロインとして機能するのかもしれません。
ただ予告動画を見る限り、もっと重要な役割を担っているように思われます。朝比奈ならミッカを「音楽(の楽しさ)」の象徴にし、音楽を消す力を持った生命体にミッカを取り込ませることにより、絵で「音楽が奪われる」ことを表現します。
ミーナ:芳根京子
本作のヒロインと予想。
ジョセフ・キャンベルの原質神話論の女神と遭遇に当てはめ、音楽を消す力を持った生命体に襲われているところを、のび太(たち)に助けられるようにすれば、スムーズに物語に関わりを持たせられます。
そして海外で活躍するアーティストという設定を活かして、クライマックスで彼女の歌声で、地球の音楽を取り戻すみたいな展開に繋げられますよね?
ただ個人的には、のび太のシャドウ(音楽の楽しさを忘れた人物)になってほしいですね。その方がドラマチックな展開になると思うからです。
例えば忙しさのあまり音楽の楽しさを忘れたミーナが、のび太たちの演奏を通じて音楽の楽しさを思い出し、彼らの演奏に合わせて歌うみたいな展開。
そうすれば、ミーナ側でもサブテーマ(サブプロット)を設けられ、物語に深みを与えられます。
それからミッカが途中退場すれば、ミッカに代わってヒロイン(原質神話論で言えば神格化)として動かせます。
もしくは生命体の宿り主になって、のび太たちと対立関係になるというのも面白いかもしれませんね(ただ、この筋にしてしまうと映画『ONE PIECE FILM RED』と若干内容が被ってしまいますが)。
いずれにしても、のび太のシャドウの方が良さそうですね。
ちなみにFASHION PRESS「『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』もしも地球から音楽が消えたら?シンフォニーで地球を救う大冒険」には、「海外で活躍するアーティスト。物語のカギを握るキャラクター」と記されています。
このことより、クライマックスからエンディングにかけて活躍するのは間違いなさそうですね。
現時点で分かっていることから考えると、ミーナがミッカの探している音楽の達人とか、ミッカもしくは生命体と何らかの関係があるとか。
チャペック:菊池こころ
多分フールウィズとして、物語を引っ掻き回すと予想しています。例えば「のび太の小宇宙戦争」のロコロコのような感じ。
多分「のび太の小宇宙戦争2021」のロコロコくらい活躍すると想像しています。
例えばクライマックスで、生命体を倒すヒントを、のび太もしくはドラえもんに与えるみたいな活躍をするのではないでしょうか?
生命体
生命体の役割は、シャドウ(メインの影)。そのため、音楽を消す力を持っているのだと思います。
また、仕事や外出などの自由を人々から奪った「コロナ禍」を生命体に喩えていると推測しました。
しかし「音楽を消す不気味な生命体」の正体が気になりますよね?
朝比奈は、生命体は「あらかじめ日記」によって生み出されたと考えています。
おそらく「あらかじめ日記」に書かれた「今日わ音楽がなかった」の文を、上手に帳消しにできなかったため、音楽を消そうと働く力が残ってしまったのではないかと。
だけど、これだと生命体ではないので、間違っているでしょうね。
兎にも角にも、「この宇宙には、音楽を消す力を持った生命体がいるんです」というのだけは止めてもらえると、個人的には嬉しいですね。
なぜならリアリティがなくなるから。
藤子・F・不二雄先生が脚本を書いていたドラえもん映画の悪役は人や宇宙人のほか、きちんとした設定のあるもの(AIやロボットなど)だったですよね。
なので、生命体の正体があると嬉しいです。
のび太の地球交響楽のあらすじより内容を予想
のび太の地球交響楽公式サイトに掲載されているあらすじは次のとおりです。
音楽会に向むけて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太。 その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太たの吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。 ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していたのだった! ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選び、ミッカと共に演奏することで、 少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。 しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってきて、地球にも危機が・・・!! はたして、“音楽の未来”、そして地球を救うことができるのか!?
あらすじは、このような感じになっています。
ほぼ動画と同じような内容ですね。
しかし動画を見た感じでは生命体が地球で活動しているみたいなので、ドラえもん映画における「日常生活に影響を与えない」というルールを、「のび太と緑の巨人伝」に続いて破りそうですね。
のび太の地球交響楽の予告動画より内容を予想
のび太の地球交響楽の予告動画より、次のように内容を予想しました。
- 予告動画の大部分は第一幕と第二幕前半の内容ではないか?
- 落下シーンは音楽の力を失った
- 天を仰ぐロボットは大切なものを失った
- ミーナは姿を変えている
- 地球から音楽がなくなる
予告動画の大部分は第一幕と第二幕前半の内容ではないか?
予告動画の大部分は第一幕と第二幕前半の内容だと予想しました。
- のび太の日常で始まる
- あらかじめ日記で音楽が消えてしまう
- ドラえもんに注意される
- 一応音楽が戻る
- び太が川原でリコーダーの練習をする
- ミッカと出会う
- 招待状をもらう
- 音楽室から惑星ムシーカに向かう
- ムシーカを案内してもらう
- ファーレの殿堂に訪れる
- ファーレの殿堂復活の手伝いをする
このように動画の大部分は第一幕と第二幕前半の内容になると予測しています。
落下シーンは音楽の力を失った
落下シーンは、音楽の力を失ったシーンだと予測しています。
ただしずかちゃんが驚いていない様子を見ると、ムシーカを案内してもらっている最中の出来事(アトラクションのひとつ)なのかもしれません。
天を仰ぐロボットは大切なものを失った
天を仰ぐロボットは、大切なものを失って悲しんでいると予測しました。
例えば奥さんとか子供とか(ロボットに家族がいるのか分かりませんが)。
兎にも角にもロボットは大切なものを失って悲しんでいると思います。
そして、その寂しさを埋められなかった場合は本作のヴィランになると予想しました。
もしも寂しさを埋められるとしたら、赤ん坊のミッカだと考えます(つまり悲しんでいるロボットはミッカの育ての親)。
ミーナは姿を変えている
物語の鍵を握るミーナが、予告動画に登場しません。これは、とても変なことです。
なぜなら「わさドラ版」の過去作の予告動画には、必ず主要な人物すべてが登場しているからです(全部調べました)。
ぜひ過去作の予告動画を確認してみてください。
このことから、物語の鍵を握るミーナが予告動画に登場しないのは不自然なのです。
それで「ミーナは姿を変えて動画に登場している」と考えました。
姿を変えている理由は分かりませんが、根拠はあります。
その根拠とは「のび太の新魔界大冒険」や「のび太の新恐竜」です。
「のび太の新魔界大冒険」では、美夜子の母親がメジューサに姿を変えて予告動画に登場しています。また「のび太の新恐竜」では、ジルが猿に化けて予告動画に登場しています。
これらが、ミーナが姿を変えて予告動画に登場している根拠です。
それではミーナは何に姿を変えているのでしょうか?
多分ミッカもしくは生命体のいずれかと考えています。あるいは両方に分離しているかもしれません。
予想した、のび太の地球交響楽の内容
予想した、のび太の地球交響楽の内容は下記のとおりです。
- 第一幕:
- あらかじめ日記により無くなった音楽を取り戻す
- 第二幕前半:
- 音楽の力を失い廃れたファーレの殿堂を元に戻す
- 第二幕後半:
- 音楽の楽しさの象徴になっているミッカ(またはミーナ)を取り戻す
- 第三幕:
- 生命体から地球を救う
のび太の地球交響楽は、このような内容になると予測しています。
ところで予告動画を見たとき、のび太の地球交響楽は「ONE PIECE」の原作と同じ構造になっていると感じました。
実は先述の予想内容は、一幕ごとに問題を解決するのが難しくなっています。
- 第一幕の難易度:
- ひみつ道具を使えば、すぐに解決できる問題
- 第二幕前半の難易度:
- ひみつ道具を使えば、時間を要するが解決できる問題
- 第二幕後半の難易度:
- ひみつ道具を使っても、なかなか解決できない問題(個人の生命に関わる問題)
- 第三幕の難易度:
- ひみつ道具を使っても、解決が難しい問題(社会の存続に関わる問題)
この予想通りなら「のび太の地球交響楽」は、「ONE PIECE」の原作と同じく一幕ごとに問題を解決するのが難しくなっているはずです。
のび太の地球交響楽の予告動画を見た感想
のび太の地球交響楽の予告動画を見て、とても面白そうだと思いました。
例えば予告動画を見る限り、第一幕から第二幕前半までのストーリーラインは、まるで藤子・F・不二雄先生の脚本みたいな綺麗で無駄がなさそうです。
また物語の鍵を握るミーナが予告動画に登場していない理由が気になります。
本作の予告動画を見て、オープニングイメージからファイナルイメージまでストーリーラインが3通り思い浮かびましたが、そのうち2つは子供も大人も楽しめると思いました(残りの1つは、子供を置き去りにしてしまう内容でした)
このような理由により、のび太の地球交響楽は面白い映画になりそうだと思いました。
ただ一つ懸念が。それはミーナが握る物語の鍵です。
できることなら無理矢理こじつけたような設定やリアリティのない設定だけは止めてほしいと思っています。
例えば「音楽がなかった」という「あらかじめ日記」の力に襲われたとき、ミーナが抗った結果タイムスリップし、遠い惑星ムシーカで乳児化した姿で現れる――みたいな「いくら何でも、その設定には無理があるだろう」というもの。
(2023年12月21日現在、このストーリーラインになりそうな予感が強くなっています。なぜなら主題歌のタイトルが「タイムパラドックス」だからです。前作の主題歌は「ユートピア」で、映画の内容に関係あるものでした。メタ的な予想になりますが、タイムパラドックスが関係あるとしたら、このストーリーラインの可能性もあると考えられます)
予告動画を見る限り、第一幕から第二幕前半までのストーリーラインは綺麗なので、とんでもない設定で映画を台無しにしないでほしいですね。
そして無理矢理「泣きドラ」要素を入れず、誰が見ても楽しめる映画になることを期待しています(多分、無理矢理「泣きドラ」要素を入れなくても感動的に作れると思います)。
のび太の地球交響楽の概要
▼のび太の地球交響楽の概要
項目名 | 内容 |
---|---|
公開日 | 2024年3月予定 |
収入 | - |
監督 | 今井一暁 |
脚本 | 内海照子 |
音楽 | 服部隆之 |
主題歌 | Vaundy『タイムパラドックス』(SDR) |
テーマ | 音楽 |
主な舞台 | 地球、惑星ムシーカ |
原作の有無 | なし。オリジナルストーリー |
ワクワク要素 | - |
ホラー要素 | - |
ハラハラ要素 | - |
泣ける要素 | - |
アクション要素 | - |